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B細胞受容体シグナル伝達

各シグナル伝達経路に関連する製品が記載されたダウンロード可能なパスウェイ図の全リストはこちら

Proteasomal Degradation ProteinSynthesis Transcription Growth Arrest, Apoptosis DAG Ca2+ Ca2+ PIP3 Transcription mIg α/β α/β mIg PI(4,5)P2 CytoskeletalRearrangements and Integrin Activation DAG DAG PIP3 IP3 LipidRaftAggregation BCRInternalization Glucose Uptake Glycolysis ATP Generation Nucleus IP3R Intracellular Ca2+ Store Ca2+ Lyn Lyn SH P - 2 Gab Shc GRB2 CD19 CD19 SH P - 1 BCAP Ag CD22 FcγRIIB1 Ezrin CRAC Channel Orai1 Ca2+ BCR p85 PI3K p110 PTEN SHIP Syk Btk PLCγ2 CD45 Bam32 Cbl Csk Cbp/PAG RhoA Dok-3 PIR-B Bam32 clathrin STIM1 SH P - 2 SH P - 1 Akt Akt FoxO mTOR GSK-3 NFAT p70 S6K GRB2 BLNK PKC CaM CIN85 SOS Ras GRP LAB CARMA1 Calcineurin CREB MEF2C p38 p38 JNK1/2 MKK3/4/6 MKK4/7 PKC JNK ATF-2 Jun MEKKs LAB Rac/ cdc42 Rac RapL Riam Pyk2 HS1 CD19 GRB2 Vav IκB Erk1/2 Erk1/2 MEK1/2 c-Raf Ras NF-κB NF-κB IκB IKKα CaMK Egr-1 Elk-1 Bcl-xL Bfl-1 NFAT CD19 Ras GAP Bcl-6 Oct-2 Ets-1 CD40 FcγRIIB1 Bcl10 Rap Cofilin Dok-1 TAK1 MALT1 Transmembrane Protein Key rev. 01/14/20 B Cell Receptor Signaling

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B細胞抗原受容体 (B cell antigen receptor:BCR) は、膜結合型免疫グロブリン (membrane immunoglobulin:mIg) 分子と、それに会合したIgα/Igβ (CD79a/CD79b) ヘテロ二量体 (α/β) から成ります。mIgサブユニットは抗原に結合して受容体の凝集を起こし、一方でα/βサブユニットは細胞内へ向けてシグナルを伝達します。BCRが凝集すると、ただちにSrcファミリーキナーゼのLyn、Blk、Fyn、ならびにSyk、Btkチロシンキナーゼを活性化します。続いてBCR、前述のチロシンキナーゼ、CD19とBLNKなどのアダプタータンパク質、およびPLCγ2、PI3K、Vavなどのシグナル伝達酵素から成る「シグナロソーム」の形成を開始します。このシグナロソームから発するシグナルは、キナーゼやGTPase、転写因子などの多数のシグナル伝達カスケードを活性化します。これによって、細胞代謝、遺伝子発現、細胞骨格の構成などが変化します。BCRシグナル伝達の複雑性によって、生存、耐性 (アネルギー) またはアポトーシス、増殖、抗体産生細胞またはメモリーB細胞への分化など、その制御方向に多様性が生じます。最終的な制御方向は、細胞の成熟度、抗原の性質、BCRシグナル伝達の強度と持続時間、CD40やIL-21受容体、BAFF-Rなどといった他の受容体からのシグナルによって決定します。その他の多くの膜貫通型タンパク質は、その一部が受容体であり、BCRシグナル伝達の特異的な構成タンパク質を制御しています。CD45、CD19、CD22、PIR-B、およびFcγRIIB1 (CD32) など、そのごく一部を黄色で示しています。BCRシグナル伝達の強度と持続時間はLyn/CD22/SHP-1経路、Cbp/Csk経路、SHIP、Cbl、Dok-1、Dok-3、FcγRIIB1、PIR-BおよびBCRの内部移行などが関与する、負のフィードバックループに調節されます。in vivoでは、B細胞はしばしば、抗原を捕捉して自身の表面に提示する抗原提示細胞によって活性化されます。こうした膜結合型の抗原によるB細胞の活性化には、BCRの誘導による細胞骨格の再構築が必要です。これらの経路の詳細については、「PI3K/Aktシグナル伝達経路」、「NF-κBシグナル伝達経路」、ならびに「アクチン動態の制御」のパスウェイ図をご参照ください。

参考文献:

この図をレビューして下さった、ブリティッシュコロンビア大学 (カナダ、ブリティッシュコロンビア州、バンクーバー) のMichael R. Gold教授に感謝いたします。

作成日:2002年11月

改訂日:2014年7月